「AI研修 助成金」で調べている人が知りたいのは、たいてい金額である。ところが研修会社のサービスページを開いても、金額はおろか制度の名前すら出てこないことが多い。当サイトが掲載している20社の公式サイトを1社ずつ確かめたところ、助成金に触れているのは7社だった。
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残る13社は、助成金という言葉自体が出てこない。2026年8月27日に取得した時点の記載である。
「触れている」と言っても、書いてある中身は社ごとに違う
7社を並べると、書き方の踏み込み方がそろっていないことがわかる。
| 会社 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| Aidemy Business | 人材開発支援助成金の申請が可能と記載 |
| GETT Proskill 生成AIセミナー | キャリアアップ助成金・人材開発支援助成金を利用可能と記載 |
| トレノケート AI研修 | 「助成金活用のご案内」というページを別途用意 |
| ユースフル 生成AI実務研修 | 人材開発支援助成金などの対象となるケースがあると記載(対象を確約していない) |
| SAMURAI ENGINEER Biz | 助成金の申請が可能で、申請サポートの実績があると記載 |
| SHIFT AI for Biz | 人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)を活用できると記載。コース名まで明記 |
| .Pro AI研修 | 同コースで最大25.9万円が助成、2027年3月までと記載 |
数え方
「助成金に触れている」とは、公式サイトの本文に助成金・支援金の名称が具体的に書かれていることを指す。制度名を一切出さない「補助あり」のような曖昧な記載は数えていない。取得日は2026年8月27日、当社が掲載20社の公式サイトを1社ずつ確認して集計した。
制度名だけを挙げる社(Aidemy Business、GETT Proskill)と、コース名まで書く社(SHIFT AI for Biz)、実際に申請を支援した実績を書く社(SAMURAI ENGINEER Biz)は、同じ「対応」でも読者が受け取れる情報量が違う。制度名だけの記載からは、自社が対象になるかどうかの手がかりはほとんど得られない。
金額まで書いているのは、20社のうち1社だけだった
.Pro AI研修は、事業展開等リスキリング支援コースを使うと1人あたり330,000円(税込)の研修が70,500円(税込)まで下がる、つまり最大25.9万円が助成されると公式サイトに明記している。適用期限は2027年3月までとも書いてある。
具体的な金額まで踏み込んで書いているのは、確認できた範囲でこの1社である。ほかの6社は「利用可能」「対象となるケースがある」といった、条件付きの表現にとどまっている。
研修会社の記載は自己申告である
助成の可否と金額を決めるのは労働局の審査であって、研修会社ではない。.Proが書いている25.9万円は同社の条件(コース区分・受講形態)に基づく1例であり、自社の申請額が同じになるとは限らない。研修会社に確認できるのは「このコースに乗る研修かどうか」までで、支給額の確定は自社が労働局に申請したあとになる。
書いていない13社は、使えないという意味ではない
助成金に一言も触れていない13社のうち、AVILEN、インソース、キカガクなど、規模も実績も大きい会社が含まれている。書いていない理由は、対象外だからとは限らない。サービスページの構成上、料金や導入実績を優先し、助成金は個別相談の場で案内する運用の会社もある。
料金の公表状況を調べたときも同じ傾向があった。料金を公表している9社は、20社のうち半数に満たない。サービスページに何を書くかは会社ごとの方針であって、書いていない項目がそのまま「対応していない」を意味しない。
確かめる相手は、研修会社ではなく制度そのもの
助成金を使うつもりで研修会社を選ぶなら、聞く順番を変えたほうがいい。研修会社に「助成金は使えますか」と聞く前に、自社の研修計画が現在の制度の対象範囲に入っているかを確認する。何が対象で何が対象外かの線引きは生成AI研修の選び方に書いた、2026年8月3日の改正の内容が土台になる。
そのうえで、助成金に触れていない13社にも同じ質問をぶつけてみるとよい。ページに書いていないだけで、個別の問い合わせには対応している会社は珍しくない。当サイトの掲載社一覧は、公式サイトの記載を社名つきでそのまま転記しているだけで、対応の有無を当サイトが判定したものではない。
出典
- 当社集計(掲載20社の公式サイト記載の集計) 取得日2026-08-27
- 各社の助成金に関する記載は、上表に記載の公式サイトより転記。制度の適用可否・支給額は個別の審査によるため、最新の内容は各社および所轄の労働局にご確認ください