AI研修ログ

20社公表情報を比較

生成AI研修の料金を公表しているのは20社中9社だった——公表分の金額を全部並べる

公開: 2026-08-31

先に結論

掲載20社のうち、公式サイトに料金を公表しているのは9社(2026年8月27日取得)。公表分の1名あたり単価は15,000円〜330,000円で22倍の開きがある。安い高いを比べる前に、単価が「1講座」なのか「1コース」なのか「月額」なのかを揃える必要がある。

誰向けか: 生成AI研修の予算を立てる段階で、相場観をつかみたい研修担当者・経営者。

  1. その金額の単位が「1名1回」「1名1コース」「1IDの月額」のどれか(同じ土俵で比べられる形に直してから並べる)
  2. 税込か税抜か(掲載9社の表記は混在している)
  3. 助成金適用後の金額が併記されている場合、それは同社の表記であって、自社が受給できるかは別途の審査になる

生成AI研修の予算を立てるとき、最初に欲しいのは相場である。ところが「相場」を書いた記事の多くは、金額の出どころを示していない。当サイトは掲載している20社の公式サイトを1社ずつ開き、公表されている金額をそのまま転記している。その集計から分かったことを先に書く。

料金を公表しているのは、20社中9社

9 / 20

2026年8月27日に取得した時点で、公式サイトに具体的な金額を載せていたのは9社だった。残る11社は「お問い合わせください」「お見積り」といった表記のみである。掲載社の半数以上は、問い合わせるまで金額が分からない。

これは良し悪しの話ではない。研修は受講人数・日数・カスタマイズの度合いで金額が動くので、一律の価格を出しにくい事情がある。ただ、予算のあたりを付ける段階では、公表している9社の数字が唯一の手がかりになる。

数え方

「料金を公表している」とは、公式サイト上に金額(円)が書かれていることを指す。「無料トライアルあり」「助成金対応」だけの記載は公表に数えていない。取得日は2026年8月27日。

公表されている金額(そのまま転記)

集合研修・公開講座を主とする社の、1名あたりの単価である。

会社公表されている金額
リスキル公開講座 1名15,000円〜/eラーニング動画講座 1名1講座950円
ユースフルeラーニング 月額350円/ID〜/集合研修 1時間30万円
トレノケートChatGPTで学ぶ生成AIビジネス活用 33,000円/1日で学ぶプロンプトエンジニアリング 55,000円/AIビジネス企画 基礎編 132,000円・実践編 165,000円
GETT Proskill会場受講 38,500円(税込)/ライブウェビナー 38,500円(税込)/eラーニング 29,700円(税込・割引適用時。通常38,500円)
AVILENeラーニング「生成AI業務プロセス適用研修(全コース)」1名66,000円(税込)〜
SHIFT AI for Bizリスキリングコース・開発リスキリングコース 300,000円(税抜)/1名
.Pro330,000円/人(税込)
AI×DX寺子屋(EQUES)プランA 月額20万円(相談し放題)
AirCourse月額200円/名〜(年間契約1,000名の場合)

22倍の開きは、単位が違うことから生まれている

1名あたりの最安は15,000円(リスキルの公開講座)、最高は330,000円(.Pro)。22倍である。この数字だけを見て「高い会社と安い会社がある」と読むと、判断を誤る。

1回・1講座の単価

公開講座やセミナーの受講料。半日〜1日で完結する。15,000円〜55,000円の帯に集まっている。

1コース・1プログラムの単価

複数回・数週間にわたるカリキュラム。300,000円〜330,000円の帯にある。

同じ「1名あたり」でも、中身が数時間なのか数週間なのかで桁が変わる。比べるときは、まず単位を揃える。

eラーニングはさらに別の土俵にいる。AirCourseの月額200円/名(年間契約1,000名の場合)は、1,000名を1年間受講させたときの単価であって、1講座の値段ではない。リスキルの動画講座950円/1講座、ユースフルの月額350円/ID〜も同様に、集合研修の金額と直接は並べられない。

見積もりを取る前に決めておくこと

受講させる人数と、1人あたりに使える時間。この2つが決まっていないと、どの単位の金額を聞けばよいかが決まらず、届いた見積もりを横に並べられない。

助成金適用後の金額を併記している社が1社あった

.Proは330,000円/人(税込)と併記して、「人材開発支援助成金 適用後(中小企業)70,500円/人(税込)」と表記している(2026-08-27取得)。差は259,500円である。

ただしこれは同社の表記であって、自社が同額の助成を受けられることを意味しない。助成金は研修内容・受講者・申請手続きの要件を満たしたときに支給されるもので、審査は実施後に行われる。金額の比較に組み込むのは、自社が要件を満たすと確認できてからにしたほうがよい。

とくに研修内容の要件は2026年8月3日に変わっている。何が対象から外れたかは生成AI研修の選び方に書いた。

税込か税抜かが混在している

上の表をもう一度見ると、「(税込)」と明記している社、「(税抜)」と明記している社、どちらも書いていない社が混ざっている。300,000円(税抜)と330,000円(税込)は、税込に揃えると330,000円と330,000円で同額になる。表記のまま並べると、実際には同じ金額のものが1割違って見える。

見積もりを取ったら、最初にこの2つを確かめる。税の扱いと、金額に含まれる範囲(教材費・講師の交通費・事後フォローが別建てかどうか)である。

公表していない11社にどう聞くか

金額を公表していない11社にも、聞き方を揃えれば比較できる形の回答は返ってくる。当サイトが比較ページで並べている項目——提供形式(集合/オンライン/eラーニング)、想定受講規模、公表実績——を先に決めてから、次の3つを同じ文面で聞くとよい。

  1. 受講者◯名・◯時間で実施した場合の総額(人数と時間をこちらから指定する)
  2. その総額に含まれるものと、別料金になるもの
  3. 効果測定をどの方法で行うか(受講後アンケートのみか、業務指標まで見るか)

1を指定しないと、各社が異なる前提で見積もりを出してくるため、横に並べられない。

出典

  • 当社集計(掲載20社の公式サイト記載の集計) 取得日2026-08-27
  • 各社の料金は上表に記載の公式サイトより転記。金額・条件は変わることがあるため、最新の内容は各社にご確認ください
  • 人材開発支援助成金の制度内容は厚生労働省の公表資料による。適用可否は個別の審査によります

研修会社20社の公表料金・実績・提供形式は比較ページに、受講した方の声は口コミにまとめています。受講経験のある方は口コミの投稿にご協力ください。