AI研修ログ

20社公表情報を比較

20社を6つの軸で並べると、6軸そろっているのは2社だった

公開: 2026-09-07

先に結論

当サイトが掲載する20社の公式サイトを、eラーニング・集合研修・カスタマイズ対応・伴走支援・助成金・アセスメントの6つの軸で数え直すと(2026年8月27日取得)、6軸すべてに記載があったのは2社、1つも記載がなかったのは1社だった。ただし軸の数は公式サイトに書いてあることの多さであって、研修の質や自社への向き不向きを示す点数ではない。

誰向けか: 複数のAI研修サービスを比較表に並べていて、埋まっている欄と空欄の意味に戸惑っている研修担当者。

  1. 軸の数が同じ社どうしでも、中身の形(単発の講座を選ぶ形か、月額の伴走プログラム一本か)はまったく違う
  2. 軸が少ない社の一部は、そもそもeラーニングに特化したプラットフォームで、集合研修や伴走支援という項目自体が事業の範囲に含まれない
  3. 記載が無い項目は、問い合わせれば対応している場合もある。0という数字は非対応の証明ではない

比較表を作っていて、手が止まった欄があった。当サイトが掲載している20社の情報を、提供形式で仕分け直していたときのことだ。社によって形はいろいろだろうとは思っていた。ところが数え終えてみると、想像していたより極端だった。6つある欄が、6つとも埋まっている社がある一方で、1つも埋まっていない社もある。0から6まで、途中を飛ばさず数字がそろっていた。

軸は6つ。数えているのは記載の有無だけ

当サイトが見ているのは、eラーニング(動画などで各自が学ぶ形式)、集合研修(講師によるライブ形式の研修)、カスタマイズ対応(自社の内容に合わせた調整)、伴走支援(研修が終わったあとも継続して支援する形)、助成金(申請サポートについての記載)、アセスメント(受講後の効果測定や診断)の6つである。20社ぶんの公式サイトを1社ずつ読み、この6項目について記載があるかどうかだけを数えた(2026年8月27日取得)。

見ているのは記載の有無だけ

数えているのは「公式サイトに記載があるか」であって、そのサービスが対応しているかどうかではない。記載が無い項目でも、問い合わせれば対応してもらえることは十分にある。

軸ごとの記載社数は、次のようになった。

軸内容記載のある社数
eラーニング動画などで個人が学ぶ形式17社
集合研修講師によるライブ形式の研修11社
カスタマイズ自社の内容に合わせた調整13社
伴走支援研修後も継続して支援する形13社
助成金申請サポートについての記載7社
アセスメント受講後の効果測定・診断12社

eラーニングは17社と、単独では最も多い。動画で学ぶ形式は、多くの社にとって足場になりやすいということなのだろう。一方で助成金は7社にとどまる。ここまでは軸ごとの多寡であって、1社が何個の軸を持っているかは、まだ見えていない。

0から6まで、抜けなく数字が並んだ

社ごとに、6つのうちいくつの軸に記載があるかを数え直す。

記載のある軸の数社数
62社
56社
44社
32社
24社
11社
01社

0〜6

きれいに山なりになるだろうと予想していた。実際には裾野まで途切れずに数字が出た。1社だけ、6つのどれにも記載がなかった。研修会社としての体裁は整っているが、法人向けの提供形式について、取得した公式サイトのページに具体的な記載が見つからなかった、というのが実情である。記載が薄いことは、その社の実体を疑う理由にはならない。ページの作り方の違いでしかないことのほうが多い。

軸の数がそのまま優劣を示すわけではないことは、掲載の中立性の方針に書いたとおりで、この記事でも変わらない。ここから先は、軸の数が近い社どうしを見ても、あるいは離れた社どうしを見ても、その差が何を意味しないかを確かめていく。

同じ6でも、二社の中身は違う

6つの軸すべてに記載があった2社は、SHIFT AI for BizとトレノケートのAI研修である。軸の数だけを見れば並んでいるように映るが、公式サイトに書かれている中身を読むと、性格はむしろ逆に近い。

SHIFT AI for Biz

伴走型のプログラムが1本。eラーニングとワークショップを組み合わせ、専任の担当者が効果測定まで継続して伴走する。価格は300,000円(税抜)/1名(リスキリングコース、2026-08-27取得)。

トレノケート AI研修

コースが目的別に多数分かれている。「ChatGPTで学ぶ生成AIビジネス活用」33,000円から「AIビジネス企画 実践編」165,000円まで、単価が公表された講座を選ぶ形(2026-08-27取得)。

一方は伴走を前提にした1本のプログラム、もう一方は単発の講座を選んで組み合わせる形だ。軸の数が同じだからといって、同じ買い方ができるわけではない。6という数字が教えてくれるのは「6項目のどれかに触れている」ことまでで、その先の「どんな形で触れているか」までは、表からは分からない。

軸が少ない側にも、理由があった

軸が3つ以下だった7社の内訳を見ると、単に情報が薄いわけではなさそうな社が混じっていた。AirCourse、GLOBIS 学び放題、Schoo for Business、Udemy Businessの4社である。この4社に共通するのは、もともと動画学習の視聴サービスとして作られていて、研修会社が持つような集合研修や伴走支援を、事業の形として持っていないという点だ。持っていないというより、その事業では最初から扱っていない項目だと言ったほうが近い。

7社のうち残る3社は、AI×DX寺子屋(EQUES)、スキルアップAI、リスキルである。こちらは動画視聴に限らない研修会社でありながら軸が少ない。同じ「軸が少ない」でも、動画学習サービスとしての性質による社と、公式サイトの書き方による社とが、同じ表の中に混ざっている。

使うなら、確かめる場所はここ

軸の数は、比較の出発点として使える。ただし、そこで止まるための数字ではない。同じ数の社を見つけたら、公式サイトの本文まで戻って、価格の単位や提供形態の説明を読み直す。数が少ない社を見つけたら、動画学習サービスなのか研修会社なのかをまず確かめる。それだけで、6という数字と0という数字の意味は、だいぶ違って見えてくるはずだ。

掲載サービス一覧には、20社それぞれの個別ページに、この6つの軸の内訳を載せている。表の欄を埋めるところまでは当サイトの仕事だが、埋まった欄をどう読むかは、比較する側の手元に残る。

出典

  • 当社の集計(掲載20社の公式サイト記載の集計) 取得日2026-08-27
  • 各社の提供形式・価格に関する記載は、各社公式サイトより転記。内容・条件は変わることがあるため、最新の内容は各社にご確認ください

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